製造工程

新たなデザインとテクノロジーの導入に努めながら、つねに渾身の努力を傾けて納得ゆく靴づくりに励んでいます。

日本人の靴文化が始まったのは、江戸後期から明治初期。
以来、約150年、私たち日本人は、まさしく「和魂洋才」の気概をもって、「日本の革靴」づくりの技術と経験の蓄積に研鑚を重ねてきました。
そしていま、その気概をしっかりと継承した私たちサンダー商事は、日々、新たなデザインとテクノロジーの導入に努めながら、日本の、そして世界の人々の足元を見つめ続け、つねに渾身の努力を傾けて、納得ゆく靴づくりに励んでいます。
 About 150 years passed since Japanese began to wear leather shoes.  Since then, we kept trying to improve our technology and accumulate experiences on producing “Japanese leather shoe” with the “spirit of Japanese”.  Holding this policy tightly, the member of Thunder Trading will devote ourselves to produce satisfactory shoes with all efforts.

1.型紙設計(新製品企画)

靴づくりの基本となるのが、この型紙設計です。20年余の経験をもつ型紙職人が、その技を結集して各サイズにグレードして、細心の注意を払って、生産用の抜き型(ナイフ)を作成します。 

2.裁断

紙職人の技が生きる抜き型(ナイフ)を使い、アッパー(足甲)素材の裁断を行ないます。天然皮革特有のキズ、伸び、血筋などを考慮して、裁断のベテランが慎重に裁断を行ないます。 

3.縫製

皮革用の特製ミシンを使用して、各パーツを貼り合わせ、アッパー(足甲)を作り上げていきます。

4.釣り込み

出来上がったアッパー(足甲)を靴型(ラスト)にかぶせ、成型を進めます。

5.ヒートセッター

釣り込み作業を終えた後、さらに熱を加える機械に通すことによって、靴型(ラスト)にアッパーを十分に馴染ませていきます。

6.起毛バフ掛け加工

ヒートセッターを通した後より靴型との密着度を高めるために、アッパーの底面をバフ掛けし、起毛を行ないます。

7.のり塗り

バフ掛け加工を施したアッパーの底面に、予め接着強化のためにプライマーの塗布を施した靴底に接着ボンドを塗布します。 

8.底付け

アッパーと本底を貼り合わせます。

9.圧着

アッパーと靴底を機械で強力に圧着し、木型に靴を十分になじませた後、靴型を抜きます。

10.汚れ落とし

生産工程において付着した汚れを丁寧に除去します。 

11.吹付け

汚れをしっかりと除去した後、仕上げ剤の吹付けを行ないます。
 

12.手塗り・手染め仕上げ

本革の高級感をさらに高めるべく、手塗り・手染めによる仕上げを施します。
 

13.仕上げバフ艶出し

靴バフにより最後の艶出しを行ないます。
 

14.検品(X線検査)

目視、X線検査によって、異物はもとより、釘・金属片などを発見除去し、最終検品を終えます。

15.ブランド刻印

ブランド刻印は、まさしくサンダーシューズの自信と責任の証しです。
 

16.出荷作業

こうして丹精込めて作り上げたサンダーシューズは、ブランド別、サイズ別に箱詰めし、出荷されます。